トーキョーモデルハウス⑦ ~上等・上棟~
足場を組んで土台を引きまして…あとは上棟を待つばかりといった状態です。
ここでひとつ。
皆様基礎部分に従来の住宅で見られるような床下換気口が無いことにお気づきでしょうか?
↓こんな形のヤツです。
上からの荷重に対して『全てコンクリート』という状態よりこのように空洞が一部出来てしまう方がどうしても弱くなってしまうというのは、理数系全くダメな私でも容易に想像できるわけで…結果上記の写真のようにクラック(ヒビ)が入りやすくなってしまいます。
…そこで!
このように基礎と土台の間に硬性樹脂(一般的に『基礎パッキン』と呼びます。)を挟み込み基礎自体に空洞を作らない形状にしております。
基礎パッキン工法という方式なのですが、上記のほかに利点として…
従来の床下換気口では床下の空気の流れが決まったルートになりがちで、しかも一番空気を淀ませたくないコーナー部分に空気がとどまりがち、というデメリットがあったのですが、こちらの基礎パッキン工法ではどこからでも空気は入り、どこからでも抜けていくという『全周換気』が実現できています。↓
だれが考えたのか、良くできてるなぁって思ってしまいます。
んで↓のような形状になり
はい!どーん!!
さらに どーん!!
着工からここまでだいたい3週間くらいで組みあがってしまうので、よくお客様から『あっという間に出来ちゃうのね~』なんて声をいただくのですが、ここからが実は大変でして…
次回からは監督にあおられつつ仕様決めをしていく様をレポートできれば、と思っております。