練馬物語。 南大泉3丁目編 その⑥ ~E号棟~
2008年、景気がガタガタになり、不動産業界も私がこの業界に入って依頼、一番暗い時期でした。
当時私が所属していた会社もご多分に漏れず、右肩下がり、否、『垂直落下』というくらいの勢いで衰退して行き、私が退職した数ヶ月後には倒産してしまいました。
そんな時、以前から親しくさせて頂いていました、シティートータルプランの現在の上司に声を掛けてもらい、入社することが出来、現在に至っております。
今でも最初に当社の分譲住宅を見たときの衝撃、覚えています。
最初に当社社有物件をじっくり見たのは西東京市の泉町と言うところの3棟現場だったのですが、当時のその界隈の物件の中でも間違いなくトップグレードの最新装備の数々…
前の会社では装備一個追加するにも戦々恐々と予算と向き合いながら決めていたものですが、1個2個…なんてケチくさいこと言わずにガッツリ全て付いていることに脅威を感じたのを覚えています。
例えば食洗機、床暖房、階段1段1段にステップライト…浴室にTV!
『え!?なにこれっ!?なにこれ~っっっ!!!』
中でも一番感動したのはルーフバルコニーでした。
建物の屋根の下以外も有効に活用でき、何より開放感がありつつも、外部からの目線はあまり気にしなくても済む。また、都心部では『庭付き』なんて高価になってしまうところを、そんなプライベート空間でお庭代わりに利用できる…まさに、当時のクルマのCMのコピー『上空サプライズ!』(古っ)でした。
まだ前職の会社に所属していた頃でしたので、『早速今の自分のプロジェクトでもルーフバルコニー、やってみよっ』と思い、当時の会社の現場監督にお伺いを立てたところ、『はっ!?何言ってんの!?いったいいくらかかるか知ってて言ってんの!?』と一蹴されてしまいました。
そんなコトを涼しい顔してやってしまう…シティートータルプラン…おそるべし~!ってカンジでしたね…
縁あって入社後も、当社のルーフバルコニーへのこだわりは強く感じています。
図面上、ちょこちょこメモ書きがあるのお分かりいただけますでしょうか!?
この棟はいつもの当社の内装の趣向を変えて、暖かみのある内装を意識してみました。
【床、建具のイメージ 参考】
今回も、大々的には謳っていませんが、以前の新座市石神、『絆の杜』で好評でしたPanasonicさんに協賛頂いておりまして、モクメが綺麗に表現された最新のフローリング、建具でコーディネートしております!
本現場、完成前にもかかわらず成約頂いておりまして、出足は好調です。
当社分譲住宅で起きがちの『同一号棟で取り合い』を避けて頂くためにも、現地確認はお早めにお願い致しますm(_ _)m
- 練馬物語。 南大泉3丁目編 完 -