連載 地震対策!~制震の効果とは??・・・Part1~
ご無沙汰しております。 初代カメラマンです!!
梅雨が明けましたね(^^)/
これから「夏」シーズン!
皆さまお盆休みのご予定はお決まりでしょうか?
私は実家に戻って、自然の中で疲れを癒やし
これからのアイデアを温めたいと思います(^_^;)
さて!! 今回から複数回にわたり「QualitiA」の構造の中から
「地震」への対策に 改めて焦点をあてたお話しをしたいと思います。
このHPをご覧頂いている皆さまはご存じかもしれませんが
当社の建物は 「耐震」+「制震」両面における地震への対策を行っています。
以前「「QualitiA 2015 東京ショールームプロジェクト」ブログ 内において
簡単な説明をさせて頂いたかと思いますが
皆さま覚えていらっしゃいますでしょうか?(^^;/
今回はさらに クローズアップしてお伝えしたいと思います。
そもそも「耐震」「制震」「免震」はどんな仕組みの対策なのでしょうか?
※適切かどうかわかりませんが、RPGゲームのステータスに例えてみます(^^;)
①「耐震」・・・構造体そのものの強度で地震の揺れに耐える
言わば「体力」(耐力だけに?w)や「HP」のようなものでしょうか。。
LV(性能)が高いほど地震に対しての耐性が高いです。
この「耐震」は必ず行わなければならない地震対策であり
家の強さの芯となる部分です。
今現在、建築基準法の改正により建物の耐力は、以前とは比較にならないほど
高くなっていますので「今の建物」が日常で起こる大きさの
地震が数回起きることで倒壊することはまず無いでしょう。
というのも、建築基準法に乗っ取った建物であれば最低でも
耐震等級1(数百年に1度程度発生する地震力に対して
倒壊・崩壊等しない程度)の強さはもっているからです。
恐いのは1度や2度の地震ではなく
長期的に繰り返し起こる複数回の地震です。
地震の度に少しずつ釘が緩むなど接合部が弱くなり、ダメージが蓄積し
地震による建物の揺れも大きくなってゆきます。
②「制震」・・・ダンパー等の制震装置で揺れを吸収する
守備力が大きければそれほど
同じ力に対して受けるダメージ(建物の揺れ)が小さくなります。
建物の揺れ幅が半分になれば、それほど接合部の
負担が小さくなることから、耐力の減衰を抑えることができます。
また、当社でも採用している制震ダンパーは
揺れが大きくなればなるほど、その真価を発揮します。
新築後日の浅い時期の大きな揺れに対する効果はもちろんのこと
後年、接合部分が緩み、揺れやすくなった建物の
揺れの減衰も大幅に抑えることができます。
③「免震」・・・積層ゴムなどを基礎部分に組み込み建物に揺れを伝えない
性能が高ければ高いほど、地震の揺れが
建物に伝わりづらいため、建物のダメージが少なくてすみます。
高層ビルやマンションでよくみかける工法です。
地震の対策について3通りの仕組みをご紹介させていただきましたが
いかがでしたか?
できるだけ、わかりやすい説明を心掛けましたが
何となくお伝えできていれば幸いです。
次回は、当社の採用している「制震ダンパー」について
書きたいと思います!!(^^)
それでは皆さま
また近いうちにお会いしましょう(^^)/
ありがとうございましたm(_ _)m